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説得 [対人関係]

 説得とは相手の心を動かすことであるから、言い換えれば「感動させる」ことである。
優れた芸術の説得力は人を感動させる力になることを考えれば、その点は明らかだ。
説得の方式に関しては、欧米は攻撃的な面が多く、日本人は「静かな説得」が得意である。
いずれの場合でも、これまで見てきた説得の上手な人は、つねに相手の心に焦点を当て、相手の心とのコミュニケーションを図っていた人たちだ。
説得する相手に対して、同じ人間としての立場から敬意を表することも忘れていないので、その働きかけがよい結果をもたらすのである。


超説得力

山崎 武也 (著)
講談社 (2003/11)
P4


伊勢神宮 外宮 (60) (Small).JPG伊勢神宮 外宮

P25
 さて、自分の仕事をしてくれるようにと、同僚に依頼するという単純な説得一つをする場合でも、その底にある自分の欲を明らかにしてみれば、その説得の仕方も自ずから丁重なものになる。
ほかの人を利用し自分の欲を満足させようとするのであるから、心の底には恥じ入る気持ちがわだかまっている。
いわば、自分のしたくないことを人を押しつけようしているのだ。自分のわがままを出していることは間違いない。
 そのように自分の欲をはっきりと自覚する習慣をつけておけば、説得しようとする相手に対して謙虚な姿勢にならざるをえないだろう。




タグ:山崎 武也
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