スケーリング・クエスチョン [言葉]
ここ(住人注;「頑張ります」と言いながら進歩がない部下にイライラする)での問題点は、部下自身が自分がどこまでのレベルになればよいのか、わかっていないことです。要は、あなたが満足するレベルになるために何をすればよいのかを具体的にわかっていないのです。
部下としては、「自分なりに次はこれくらいがんばれば、できるはず」と思っているのですが、それが果たしてあなたが求めるレベルと合っているかが、重要になるのです。
そこで、こんなときは《スケーリング・クエスチョン》とよばれる質問の仕方をします。スケーリング・クエスチョンはこんな感じでします。
「理想の状態が10点として、今が5点。あと1点メモリを上げるためには何ができると思う?」という聞き方をします。
スケーリング・クエスチョンをすることで、理想とする状態、今の状態、理想と今の間にあるギャップの大きさが数字として客観的にわかります。
そしてそこから、理想の状態に近づくために何をどれくらいしなければいけないかが、具体的にわかります。
イラッとしない思考術
安藤 俊介 (著)
ベストセラーズ (2014/11/26)
P048
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