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キャリブレーション [言葉]

 私たちは、楽しいときは笑顔になりますし、困ったときは首をかしげます。
 人は、身振りや表情などの非言語によって自分の状態を表しているのです。
 逆にいうと、非言語の情報を観察することで、その人の状態を見分けることができます。これを「キャリブレーション」といいます。  キャリブレーションによって、楽しんでいる、困っている、理解している、満足している、不安を感じている、怒っている、ラポールが築けているなど、相手の状態を見分けることができます。
 キャリブレーション(calibration)は、本来は「契機の目盛を定める」という意味です。単なる観察ではなく、観察を通して相手の状態を見分けるのがキャリブレーションです。 

脳と言葉を上手に使う NLPの教科書
前田 忠志 (著)
実務教育出版 (2012/3/23)
P56

P60
 「怒ってないよ」と言っているのに怒っている、「楽しい」と言っているのにつまらない、「わかりました」と言っているのに納得していない、「大丈夫」と言っているのに限界にきている。などは、言葉と本当の状態が一致していないケースとしてよくあるものです。
 キャリブレーションの手掛かりは非言語の情報ですが、非言語の反応のほとんどは無意識的に起きるモノであり、言葉よりも本当の状態が現れやすいのです。
 キャリブレーションのスキルを高めれば高めるほど、より細かくて正確な目盛りを持てるようになり、微妙な違いを見分けることができるようになります。


タグ:前田 忠志
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