エピジェネティクス(住人注;エピジェネティクス―新しい生命像をえがく(岩波新書))の定義はいろいろありますが、ザックリと、DNAの塩基配列の変化なしに細胞がある状態を記憶する現象、ということができます。
そのエピジェネティクスでいくと、バーカー仮説でもオランダの饑饉でも、お母さんのおなかの中にいた時の状態がある種の記憶として細胞に刻み込まれ、それが半世紀もたってから病気の罹りやすさに影響を与える、と考えられるのです。
(あまり)病気をしない暮らし
仲野徹 (著)
晶文社 (2018/12/6)
P109
金峯山寺
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