脳卒中 [医学]
P113
脳卒中はわたしたちの社会で、最も人を無力にする病です。そして右脳より左脳のほうで、四倍以上の確率で脳卒中が起きており、言語障害の原因になっています。
P176
「脳卒中の後、六ヶ月以内にもとに戻らなかったら、永遠に回復しないでしょう!」 耳にたこができるほど、お医者さんがこう口にするのを聞いてきました。でも、どうかわたしを信じてください、これは本当じゃありません。
P314
脳卒中という言葉は、酸素を脳細胞に運んでいる血管に問題があることを指しており、基本的に二つのタイプがあります。
虚血性(きょけつせい)(住人注:脳梗塞)と出血性です。
全米脳卒中協会によれば、虚血性脳卒中は全体の脳卒中のほぼ八三パーセントを占めています。~中略~
出血性脳卒中は、血液が動脈から漏れて脳に流れ込むときに起こります。脳卒中全体の一七パーセントが出血性です。
ニューロンにとって、血液との直接的な接触は有害ですから、どんな血液の漏れ、あるいは動脈瘤(りゅう)の破裂も、脳に破壊的な影響を与えてしまいます。
奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき
ジル・ボルト テイラー (著), Jill Bolte Taylor (原著), 竹内 薫 (翻訳)
新潮社 (2012/3/28)
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