大脳辺縁系(へんえんけい) [雑学]
大脳辺縁系(へんえんけい)は、感覚器官を通して入ってくる情報に、情動や感情を重ねることによって機能します。
辺縁系は、他の生き物にも共通しているので、しばしば「爬虫類の脳」とか「感情的な脳」などと呼ばれています。
産まれるとすぐに、辺縁系の細胞は感覚的な刺激に反応して、配線ができます。 注目したいのは、辺縁系は生涯を通じて機能するけれど成熟はしない、ということ。その結果として、感情の「ボタン」が押されると、大人であっても、いつだって、二歳の子供みたいに流入する刺激に反応することができるのです。
奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき
ジル・ボルト テイラー (著), Jill Bolte Taylor (原著), 竹内 薫 (翻訳)
新潮社 (2012/3/28)
P308
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