君にできること [ものの見方、考え方]
五四 至るところ、至る時において君にできることは、現在自分の身に起こっている事柄にたいして敬虔な満足の念をいだき、現在周囲にいる人びとにたいして正義にかなった振舞いをなし、現在考えていることに全注意を注ぎ、充分把握されていないものはいっさいそこに忍び込む余地のないようにすることである。
マルクス・アウレーリウス 自省録
マルクス・アウレーリウス (著), 神谷 美恵子 (翻訳)
岩波書店 (1991/12/5)
P132
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