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今日のことは今日片づけろ [人生]

  世間に事を企つる人の言を聞くに、
生涯の内または十年の内にこれを成すと言う者は最も多く、
三年の内1年の内にと言う者はやや少なく、
一月の内或いは今日この事を企てて今正にこれを行うと言う者は殆ど稀にして、
十年前に企てたる事を今既に成したりというがごときは余輩未だその人を見ず。

福沢 諭吉 (著)
学問のすすめ
岩波書店; 改版版 (1978/01)
P147学問のすゝめ 十四編

学問のすゝめ (岩波文庫)

学問のすゝめ (岩波文庫)

  • 作者: 福沢 諭吉
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1978/01/17
  • メディア: 文庫

-89ab9.jpg九重 “夢” 大吊橋

「すぐにやれ。改善を先延ばしすることは、働いている人たちをそれだけ苦しめることになる」
~中略~
もちろん、中には「やり仕舞い」ができないくらい長時間を要する仕事もある。
その場合、「いつまでに」を厳密に決める。

若松 義人 (著)
貧乏トヨタの改善実行術 カネがないなら知恵を出せ
大和書房 (2007/03)
P43

貧乏トヨタの改善実行術 カネがないなら知恵を出せ (だいわ文庫)

貧乏トヨタの改善実行術 カネがないなら知恵を出せ (だいわ文庫)

  • 作者: 若松 義人
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 文庫


重要なことは、明日何をなすかではない。不確実な明日のために、今日何をなすかである。
「マネジメント」

P・F・ドラッカー (著), 上田 惇生 (翻訳)
経営の哲学 (ドラッカー名言集)
ダイヤモンド社 (2003/8/1)
P40

経営の哲学 (ドラッカー名言集)

経営の哲学 (ドラッカー名言集)

  • 作者: P・F・ドラッカー
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2003/08/01
  • メディア: 単行本


明日はなんとかなると思う馬鹿者。
今日でさえ遅すぎるのだ。
賢者はもう昨日済ましている。
 チャールズ・ホートン・クーリー(社会学者)

大山 くまお (著)
名言力 人生を変えるためのすごい言葉 
ソフトバンククリエイティブ (2009/6/16)
P46


名言力 人生を変えるためのすごい言葉 (SB新書)

名言力 人生を変えるためのすごい言葉 (SB新書)

  • 作者: 大山 くまお
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2009/06/16
  • メディア: 新書



[第百八十七段]前略~
それゆえ、一生の中に、主に実現したいと望むようなことの中で、どちらが大事かと、よく思い較べて、その第一番のことを考えきめて、その外は断念して、一つのことだけ励むがよい。
1日のうち、一時のうちにも、沢山のことが一度にやって来る中で、少しでもやくだちの多いようなことをやって、その外のことは投げ捨てて、大事なことを急いでなすべきである。
どちらも捨てまいと、心にしっかり握っていては、一事も成し遂げることができない。
~中略~
 京都に住む人が、急に東山に用があって、既にそのめざす先へ行き着いたとしても、西山に行った方が利益が多いはずだとわかったならば、その門口からすぐ引き返して、西へ行くべきである。
ここまでやって来たのだから、このことをばまず言っておこう、何時と日をきめてもないことだから、西山のことは、ここをすませて帰って後、また改めて思い立つことにしようと思うがために、一時の怠りが、とりもなおさず一生の怠りとなる。
これをよく気をつけなければならぬ。
一事を必ず成し遂げようと思うならば、外のことがだめになるのを嘆いてはならぬ。危険なことを避けてはいけない。他人のあざけりを恥ずかしく思ってはならぬ。
他の凡(すべ)てのことと取りかえっこをしないでは、一つの大事を成し遂げることはできない。  

徒然草―現代語訳
吉田 兼好 (著), 川瀬 一馬
講談社 (1971/12)
P279

徒然草 (講談社文庫 古 3-1)

徒然草 (講談社文庫 古 3-1)

  • 作者: 吉田 兼好
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1971/12
  • メディア: 文庫


やるべきことをやらなければ明日はこない。

橋本 保雄 (著)
感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学
大和出版 (1999/09)
P62

感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学

感動を与えるサービスの神髄―ホテルオークラを築いた人間(おとこ)の経営学

  • 作者: 橋本 保雄
  • 出版社/メーカー: 大和出版
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 単行本


P47
私たちが不死の存在だったら、私たちはなんでもできただろう、しかしまたきっとなにもかもあとまわしにすることもできたであろう、と。
~中略~
私たちは、いつか死ぬ存在です。私たちの人生は有限です。私たちの時間は限られています。私たちの可能性は制約されています。 こういう事実のおかげで、そもそも、なにかをやってみようと思ったり、なにかの可能性を生かしたり実現したり、成就したり、時間を生かしたり充実させたりする意味があると思われるのです。

P48
 そう考えると、どれだけ長生きするかどうかということは、本質的にはまったくどうでもいいことだということがはっきりするでしょう。

P50
人生に重みを与えているのは、ひとりひとりの人生が一回きりだということだけではありません。一日一日、一時間一時間、一瞬一瞬が一回きりだということも、人生におそろしくもすばらしい責任の重みを負わせているのです。
その一回きりの要求が実現されなかった、いずれにしても実現されなかった時間は、失われたのです。「永久に」失われたのです。
しかし逆に、その瞬間の機会を生かして実現されたことはまたとない仕方で拾われて現実になったのです。

それでも人生にイエスと言う
V.E. フランクル (著), 山田 邦男 (翻訳), 松田 美佳 (翻訳)
春秋社 (1993/12/25)

それでも人生にイエスと言う

それでも人生にイエスと言う

  • 作者: V.E. フランクル
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 1993/12/25
  • メディア: 単行本


 20代までは無駄も大事ですよ。無一文で世界を旅するとか、河原に寝転んで日が暮れるまで空を眺めるとか、仕事そっちのけで友達と遊び歩くとか、そういう若いころの無駄は大切やと思います。

 でも30歳を過ぎて無駄をやっとったら、そらアホですわ。もう「なにもない一日」なんて過ごしたらアカン。
~中略~
 プラスばかりじゃなくてもいい、マイナスでもいいから、なにかがあれば明日の糧になるでしょ。
今日のマイナスのおかげで、明日が変わるじゃない。「なにもない一日」を繰り返してたら、明日も明後日も昨日と一緒ですよ。

 だからね、遠い将来のことを心配する前に、まずは今日と言う一日を大事に生きて、明日になにかを残しましょうよ。その積み重ねが、あなたの未来をつくっていくんだからさ。
綾戸智恵

40歳の教科書NEXT──自分の人生を見つめなおす ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編
モーニング編集部 (編集), 朝日新聞社 (編集)
講談社 (2011/4/22)
P172

40歳の教科書NEXT──自分の人生を見つめなおす ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編

40歳の教科書NEXT──自分の人生を見つめなおす ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


先延ばし癖は複雑な現象で、原因はさまざまだ。失敗することへの恐怖、完璧主義、自制心の欠如、飽きっぽさ、すべきことを小分けにせず大きな塊としてしか捉えない、人生は短いからつまらないことにわずらわされたくないと 考える、仕事に必要な時間数を正確に計算できない、などなど。
~中略~
行動開始が先に延ばされるのは、目の前の仕事量に圧倒され、ひるんでしまうためという要因が強い。だが、まわりの人や自分自身から、「ほんの数分」手をつけてみるよう説得されてやりはじめた場合は、最後までやり通すことが多い。
この「ほんの数分」の原則が、先延ばし傾向の克服に有効なことは研究でも証明されている。それが困難な仕事をやり終える推進力になるのだ。これはツァイガルニク説のすぐれた応用でもある。ほんの数分だけのつもりでなにかに手をつけると、脳が不安刺激を受け、最後までやらないと気がすまなくなるのだ。

その科学が成功を決める
リチャード ワイズマン (著), Richard Wiseman (原著), 木村 博江 (翻訳)
文藝春秋 (2012/9/4)
P105

 

その科学が成功を決める (文春文庫)

その科学が成功を決める (文春文庫)

  • 作者: リチャード ワイズマン
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/09/10
  • メディア: 文庫


P505
(64)「才能はひそかに形成される」と言われるが、一日すべての時間を才能の練磨に費やす必要はない。
十六時間のうちほんの数時間で足りるのだが、その時間は、日課として、規則正しく、系統的に使えるように毎日確保しなければならない。
~中略~
(66)「防時区隔室」の扉をきっちり閉めて、当面の課題に精神を集中させるならば、ますます多くの能力が身につき、コンディションがよくなる。ひとたび心の習慣が確立されたならば、諸君の生涯は安泰である。
~中略~
毎日、四時間ないし五時間を割く―それはさほどの負担にはならないが、(69)一日一日とその差がつき、一週間でその効果がはっきり見え、一か月も経つと今後も続けていける見通しが立つ。かくして諸君は習慣を獲得したことになり、(70) 一の才能(タラント)を有する者には高い利息がつき、十の才能(タラント)を有する者には少なくとも将来のための資本金がたまることであろう。

P510
「防日区隔室」で過ごす静かな生活は、心も軽く諸君自信のあるいは他人の重荷を背負うのに役立つことであろう。川辺でガアガア喧しく鳴きながら無為に座っている(87)蛙達(Batrachians)のことは気に留める必要はない。
人生は真っすぐで単調な営みであり、道には阻むものもなく、何世代にもわたる果敢な先人達がその行く手を照らしてくれる。諸君は先人達が行った活動の一端を担い、彼らの理想を諸君の霊感としなければならない。

P518
(64)ドイツの詩人・作家ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe,1749-1832)の「トルカート・タッソー」(Torquato Tasso,ⅰ,ⅱ,66)。
(66)注(12)の"day-tight compartments"を”hour-tight compartmentsにけてある。
(69)この句は、旧約聖書、詩篇、十九:二(「祈祷書」The Book of Common Prayer版)にある一節を連想させる。
(70)タラント(タレント)の譬え話:新約聖書、マタイによる福音書、二五:十四~三十.主人から五タラント預かった僕(しもべ) はそれを元手に五タラントもうけた。二タラント預かった僕は二タラントもうけた。 ところが一タラント預かった僕は土中に埋めて利殖しなかったため、せめて銀行に預けておけばいくばくかの利子がついたものをと主人から叱られたという。貨幣の単位を表わすタラント(talent)は、この譬え話から「天から授かった才能」を指すようになった。

平静の心―オスラー博士講演集
ウィリアム・オスラー (著), William Osler (著), 日野原 重明 (翻訳), 仁木 久恵 (翻訳)
医学書院; 新訂増補版 (2003/9/1)

平静の心―オスラー博士講演集

平静の心―オスラー博士講演集

  • 作者: ウィリアム・オスラー
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2003/09/01
  • メディア: 単行本


この年もまたいたずらに暮らし来て
    春に逢はんと思はざりけり
 八田知紀

修養
新渡戸 稲造 (著)
たちばな出版 (2002/07)
P495


修養 (タチバナ教養文庫)

修養 (タチバナ教養文庫)

  • 作者: 新渡戸 稲造
  • 出版社/メーカー: たちばな出版
  • 発売日: 2002/07/01
  • メディア: 新書



肥満は様々な生活習慣病の引き金になると言われている。40歳から74歳の人にメタボリックシンドロームに着目した特定健診が行われているのも生活習慣病を予防するためである。多くの人は肥満になると将来の健康が悪化する可能性が高まることを知っている。それにもかかわらず、肥満になってしまう人がいる。
 伝統的な経済学では、「太った人は合理的な意思決定の結果太っている」と考える。つまり、食事をする際に、もう一口食べると食欲が満たされる嬉しさとそれによって将来太るという損失を天秤にかけて、前者が後者を上まわる限り食べ続け、ちょうどバランスするところで食事をやめると考える。
その結果、太っているなら、最初から覚悟をしていたことであるので、後悔はしないはずで、それ以上痩せたいとは考えないはずだ。もし、太りたくなかったのであれば、食事をする段階で、カロリー摂取を抑えていたはずだ。
 しかし、実際にはダイエットを始めようとしても、今日は食欲を優先し、明日からダイエットをしようといつも考えている人がいる。
計画はできるのに、それを実行するときになると、現在の楽しみを優先し、始めるのを先延ばししてしまうという対応である。このような人間の特性は、行動経済学では現在バイアスという概念で理解することが一般的である。

医療現場の行動経済学: すれ違う医者と患者
大竹 文雄 (著), 平井 啓 (著)
東洋経済新報社 (2018/7/27)
P25

 四 思い起こせ、君はどれほど前からこれらのことを延期しているか、またいくたび神々から機会を与えて頂いておきながらこれを利用しなかったか。
しかし今こそ自覚しなくてはならない、君がいかなる宇宙の一部であるか、その宇宙のいかなる支配者の放射物であるかということを。そして君には一定の時の制限が加えられており、その時を用いて心に光明をとり入れないなら、時は過ぎ去り、機会は二度と再び君のものとならないであろうことを。

マルクス・アウレーリウス 自省録
神谷 美恵子 (著)
岩波書店 (2007/2/16)
P26


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