農具としてのハチ [社会]
工業化された近代農業のもとで、ハチたちの品種改良(住人注;スイカやメロン、イチゴなどの果実あるいは野菜を効率よく実らせるための授粉用ミツバチ)が急速に進められた。
効率よく授粉作業をこなすハチの品種が、一種の農具として極端なまでに均一化された。生物学的にみると非常に危険な状況である。
均一な系は、ちょっとした病気や変化によってたちまち破錠をきたす。
>>>コロニー崩壊症候群(CCD)
福岡 伸一 (著)
ルリボシカミキリの青
文藝春秋 (2010/4/23)
P224
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