子どもだましは見抜かれる [対人関係]
ただ、いまふり返って思うのは、最初に夢中になった初代の「ウルトラマン」も、たしかに「子ども向け」の番組ではあるんだけど、単なる「子どもだまし」ではなかったんですね。
僕の中では、「子ども向け」と「子どもだまし」って全然違うものなんです。
「ウルトラマン」も「宇宙戦艦ヤマト」も、つくり手が「どうせ子ども相手なんだから、この程度でいいや」とおざなりにしている様子がまるでない。
つくり手の誠意は、当時の子どもたちにしっかり伝わっていた。
だからこそ、あれだけ多くの子どもたちが夢中になれたんだと思います。
庵野秀明
40歳の教科書NEXT──自分の人生を見つめなおす ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編
モーニング編集部 (編集), 朝日新聞社 (編集)
講談社 (2011/4/22)
P35
40歳の教科書NEXT──自分の人生を見つめなおす ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書』番外編
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
嘉麻市立織田廣喜美術館
タグ:庵野秀明
コメント 0