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計画とは「将来への意志」である [倫理]

 計画とは「将来への意志」である。将来への意志は、現在から飛躍し、無理があり、実現不可能に見えるものでなくてはならない。現在の延長線上にあり、合理的であり、実現可能な計画は、むしろ「予定」と呼ぶべきだろう。
将来への意志としての計画は、本来困難なものなのだ。困難を受け入れ、困難にいどみ、困難に打ち勝つモチーフを計画は自らのうちにもたねばならない。
 計画は、個々人にとっては、自己研鑽の場をつくる高い目標を掲げ、なにがなんでもやりぬく強烈な意志の力によって、群がる障害に耐え、隘路を乗りこえる過程で、真の人間形成が行われる。艱難汝を珠にす。
 そして艱難を自らに課し続ける人間のみが、不断の人間的成長を遂げる。
我に百難を与えたまえ。
 計画とは、結局、自分のものであり、自分のためにある。そのことを各人が自覚したとき、計画は真の力を現わす。

経営の行動指針―土光語録
土光 敏夫 (著), 本郷 孝信 (編集)
産能大出版部; 新訂版 (2009/10/15)
P62

DSC_0878行入ダム (Small).JPG行入ダム

 世人は「なに今日あって明日なき命だ」と言って、予定計画などに耳を貸そうとせぬ者が多い。
しかし、これは愚かなことである。人の生命は今日あるごとく、明日もあるであろうと信ずるこそ合理的である、幸か不幸か知らぬが、ともかく明日にも死んだならば、それで済むであろうが、もし生きていたとすれば、毎日毎日無計画のために、大いにまごつかされる。
これは、日本人が今日あっても明日はないかもしれぬという、消極の思想を有するためであるが、これに反し、西洋人は今日あるから明日もあろう、来年もあろうという積極の思想で計画し準備する。
もし、個人が今日あって明日も知れぬというならば、国家のこともまた同じである。今日あって明日あるや否や分からぬ国家であれば、何もなすことがなくなってしまう。何人かかかる議論に首肯するであろうか。

修養
新渡戸 稲造 (著)
たちばな出版 (2002/07)
P234

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