アウトドアブーム [言葉]
アウトドアブームである。アウトドアとは正確には、野外活動という意味のアウトドア・アクティビティのことである。
アウトドアという概念が日本にはじめて紹介されたのは一九七四年ごろ。
そのころから、アメリカの野外活動を紹介するカタログ風雑誌が相次いで創刊され、団塊の世代のあいだに急速に浸透していった。
本場アメリカのアウトドアは、もともとクワイエット(静かな)スポーツを意味した。
自然のなかで、自然に驚異を与えることなく、自然と優しくつきあい、楽しむためのスポーツのことを指す言葉だった。
具体的には、バックパッキング、カヌー、フライフィッシング、クロスカントリー・スキーなど。ホースバック・ライディング(乗馬)もこのなかにふくまれる。~中略~
したがって、アメリカではオートキャンプはアウトドアにふくめない。
自然の歩き方50―ソローの森から雨の屋久島へ
加藤 則芳 (著)
平凡社 (2001/01)
P196
自然の歩き方50―ソローの森から雨の屋久島へ (平凡社新おとな文庫)
- 作者: 加藤 則芳
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2001/01/01
- メディア: 単行本
タグ:加藤 則芳
2021-01-27 07:54
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