SSブログ

死光(しにびかり) [言葉]

  常に若く見られたいという気持ちが強いのは、老いを否定的にとらえている証拠だと言えるだろう。
 老いは覆い隠さなければならないような醜いものではない。年齢を重ねなければ出せない味わいもあれば、蓄積された人生経験がなければ伝わってこない、深く迫ってくる力もある。
 江戸時代には「死光(しにびかり)」という言葉があったそうだ。死に際が光るような生き方をした人を「死光」といったのである。現代ならば、老いて輝くような生き方、「老い光」する生き方が求められているのではないだろうか。

精神科医が教える50歳からの人生を楽しむ老後術
保坂 隆 (著)
大和書房 (2011/6/10)
P52


DSC_2890 (Small).JPG求菩提山 龍王院


タグ:保坂 隆
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント