タイムマネジメント [人生]
ある大学の講義での話です。
教授はまず、花瓶を学生たちの前に置きました。そして、ゴルフボールを取り出し、ひとつずつ花瓶のなかに入れていきました。
花瓶がゴルフボールでいっぱいになったところで、教授は学生に質問します。
「この花瓶はいっぱいですか?」
学生たちは「はい」と答えました。
次に、教授は小石を取り出し、花瓶に入れていきました。ゴルフボールの隙間が小石で埋め尽くされたところで、教授はまた質問します。
「この花瓶はいっぱいですか?」
学生たちは笑いながら、「はい、いっぱいです」と答えました。
すると教授は、今度は砂を取り出して、花瓶に流し込みました。
学生たちからは「おお!」と歓声があがります。
教授は、また質問しました。
「今度はいっぱいですか?」
学生たちは、「今度こそいっぱいです」と答えました。
それを聞いた教授は、「見てください。これがタイムマネジメントです」といいながらビールを取り出し、ゴルフボール、小石、砂が詰まった花瓶に注ぎ入れました。 そして、教授はこう説明しました。
「ゴルフボールは、自分にとっていちばん大事なことです。人生という花瓶には、ゴルフボールを最初に入れなさい。先に小石や砂で花瓶をいっぱいにしてしまったら、大事なゴルフボールを入れることはっできません」
メンタルトレーニング実践講座
田中ウルヴェ京 (著)
PHP研究所 (2009/7/18)
P59
P61
時間が足りないときほど、自分にとっての「ゴルフボール」は何かをよく考えてみましょう。
それが分かっていれば、「今すぐやらなければいけないこと」「やったほうがいいこと」「あとで手の空いたときにやればいいこと」といった優先順位が見えてくるはずです。
コメント 0