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ゆっくり歩く者は遠くまで行ける [ものの見方、考え方]

九州の山を歩くと、脇目もふらずといった感じでさっさと登っている人が多い。時速でいえば、4キロくらい?
 これは、大人が平坦な街中を歩く際の平均的なスピードです。この速度で北アルプスの山を縦走なんかしたら、よほど体力に自信がある人でない限り、途中でバテて歩き通せないのでは・・・と思うのです。
九州の場合、日帰り山行が主体で、登山口から山頂まで片道2、3時間という山がほとんど。だから、前述の歩き方で通用するのでしょうね。それが悪いとは言いませんが、山登りはスピードを競うものではありません。
~中略~
 で、「ゆっくり」の具体的な解答としては、ハアハアゼエゼエ息を切らさない程度の速さというふうに理解してもらえば幸いです。ついでにいえば、ハアハアゼエゼエとは、私としてはかなり疲れた状態、いわばバテる一歩手前くらいのニュアンスを込めているのですが、こういう感覚的な部分は、やっぱり表現が難しいですね。

登山力アップの強化書
徳永 哲哉 (著)
西日本新聞社 (2017/6/19)
P054

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タグ:徳永 哲哉
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